頂上作戦から12年の歩みと街の変化

福岡県北九州市の特定危険指定暴力団工藤会の元トップが逮捕された頂上作戦から12年となりました。当時、暴追運動の先頭に立った北橋健治前市長は、市民社会に挑戦状を叩きつけるような凶行が相次いだ当時を振り返り、経済活性化の障壁となる暴力との戦いを語っています。

小倉北区の繁華街で長年飲食店を経営する男性は、初回から暴力団追放パトロールに参加し続けてきました。地道なパトロールや暴力団員立入禁止標章の導入、頂上作戦により近年は街頭で組員の姿を見かけなくなり活気が戻ったと話し、ゴールは壊滅だと決意を新たにしています。

勢力減少と警察による継続的な警戒

福岡県警によると、工藤会の県内勢力はかつての最大約1210人から、頂上作戦などを経て25年末には約210人に減少しました。また、市内の刑法犯認知件数も大幅に減少し、これまでに組事務所36件が撤去されるなど組織の弱体化が進んでいます。

一方で県警北九州地区暴力団犯罪捜査課は、組織はまだ存続し匿名・流動型犯罪グループとの関わりも認められていると指摘しています。資金獲得活動が関東地方へ広がるなど全貌が見えづらい部分もあり、看板を下ろさせるまで手を緩めず取り組む方針です。