相次ぐ横転事故と現場の状況

2026年10月10日、大阪府泉佐野市と泉大津市の2か所でだんじりが横転する事故が同日に発生しました。泉佐野市では交差点で右折しようとしただんじりが横転し、側面に乗っていた51歳の男性が下敷きとなり死亡しました。泉大津市でも同様に右折時にバランスを崩して横転し、48歳の男性が死亡しています。この2件の事故で計16人が重軽傷を負いました。

事故現場となった泉佐野市の交差点周辺では、亡くなった人へ多くの花が手向けられています。地元住民からは「安全第一で曳行してほしい」という声や、伝統を守るために祭りを終わらせてほしくないという意見など、様々な声が聞かれています。事故直後には救急車が複数台駆けつけ、心臓マッサージが行われるなど緊迫した状況でした。

主催者の法的責任と誓約書の効力

今回の事故を受け、SNSでは参加者の自己責任を問う声も見られます。弁護士によると、誓約書があったとしても主催者の責任がすべてなくなるわけではありません。人の命や体に関する責任を故意や重大な過失がある場合まで免除する約束は、公序良俗に反して無効とされる可能性があり、遺族が損害賠償を求めることは可能です。

刑事責任については、運行責任者が安全への注意を怠り人を死亡させた場合、業務上過失致死罪が問われる可能性があります。過去には山車の誘導責任者が有罪判決を受けた事例もあります。今回の事故で責任が問われるかは、運行担当者が事故を予見できたか、どのような安全計画や指示を出していたかなど、今後の調査で明らかになる見通しです。