八田英二理事長が会見で謝罪と平和学習の見直しに言及

2026年3月に沖縄県辺野古沖で小型船2隻が転覆し、同志社国際高校2年の武石知華さんと船長の男性が死亡した事故をめぐり、学校法人同志社は2026年10月30日午後4時から記者会見を行いました。学校法人同志社の八田英二理事長は会見の冒頭で、多くの生徒が負傷し命を守ることができなかったとして、亡くなった武石知華さんに追悼の意を表し謝罪しました。

質疑応答において、辺野古での研修旅行が教育の中立性に照らして適切であったのかを問われた八田英二理事長は、多面的な見方を教えるべきであり、一つの偏った平和学習が行われていたことは問題であり見直していくべきだと回答しました。会見には同志社国際高校の宿久洋校長らも出席し、約5時間近くに及ぶ会見は午後9時過ぎに終了しました。

事故後の対応と経過をめぐる遺族のコメント

沖縄県名護市辺野古沖の船転覆事故で亡くなった武石知華さんの両親は、学校法人同志社の記者会見終了後にコメントを発表しました。両親は、事故後から会見まで約7か月半の空白があったことについて、説明すべき節目ごとに会見を開いていれば議論は段階を踏んで深まっていたはずだと指摘し、言いようのない違和感を覚えると心情を吐露しました。

学校法人同志社の八田英二理事長は、会見までの約7か月の間に時間を要した理由について、法人内で必要な検討を尽くしていたと説明し、風化を待つような意図はなかったと述べました。また、自身が辞任する時期については教育の中立性に関する検討委員会の結果がまとまり改善策の着手の見通しがついてからとしました。