当選無効の裁決を取り消し
2026年3月の栃木県那須町長選で当選した平山幸宏町長が、当選を無効とした県選挙管理委員会の裁決取り消しを求めた訴訟で、東京高裁は2026年10月8日、裁決を取り消す判決を言い渡しました。この選挙では、平山氏と次点候補の小山田典之氏の姓と名が混在した疑問票の扱いが問題となっていました。
当初の開票では平山氏が最多得票で当選しましたが、その後の再点検や県選管の審査を経て得票数が逆転し、県選管は平山氏の当選を無効とする裁決を出していました。今回の東京高裁の判決は、疑問票を検討した結果として裁決を取り消す内容となっており、平山氏の当選が維持されることになります。
疑問票の扱いが争点に
県選管は6月、両候補の氏名が混在した票について、語感の類似性や選挙ポスターでの姓の強調などを理由に、姓が書かれた候補者の有効票と判断していました。しかし、平山氏側は訴訟において、名より姓を優先させる法的根拠は存在しないと主張し、姓と名が混在した票は無効とすべきだと訴えていました。
那須町では今回の選挙結果を受けて、2027年2月の町議選から電子投票を導入することを決定しています。タブレット端末などを用いて候補者名を選択する方式を採用することで、こうした疑問票の発生を防ぐ狙いがあります。今回の司法判断は、今後の選挙管理行政にも影響を与える可能性があります。
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