日本を代表するミステリー作家の東野圭吾さんが、7月23日未明、大腸がんのため亡くなった。訃報を受け、東野さん原作のドラマ「白夜行」に出演した俳優の綾瀬はるかさん(41)が、27日に所属事務所を通じて追悼コメントを発表した。

綾瀬さんは「白夜行」で雪穂という役と出会ったことについて、自身の俳優人生における「かけがえのない宝物」と表現した。いまも作品や雪穂を愛する人が多くいることに触れ、東野さんが生み出した物語の力の大きさを改めて感じているとした。

さらに、数えきれないほど多くの人の心を動かす物語を届けてくれたことへの感謝を示し、東野さんの冥福を祈った。

「白夜行」は、1973年に起きた質屋殺人事件を発端に、桐原亮司と西本雪穂の人生を描く長編ミステリー。ドラマ版では、山田孝之さんが亮司役、綾瀬さんが雪穂役を演じた。

東野さんの死去は27日に講談社が発表した。東野さんをめぐっては、2006年当時の写真特集や、「容疑者Xの献身」などに触れた訃報、韓国での反響、作品に登場するジャンパーの注目点、「雪煙チェイス」、読書世論調査で平成の「心に残った作家」トップとなった話題なども関連して取り上げられている。

原作と映像作品の双方を通じて、多くの読者や視聴者に記憶されてきた東野作品。綾瀬さんの追悼コメントは、「白夜行」が俳優としての歩みに残した大きさと、作品が今も持ち続ける影響を示すものとなった。