サーバー停止と個人情報流出の恐れ

大阪公立大学が2026年10月5日に明らかにしたところでは、同月2日未明に起きた情報基盤システムの重大な不具合は、身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃でした。記者向けの説明では、仮想化基盤に不正な侵入を受け、約500台のサーバーがすべて停止し、データの一部が改変されたり暗号化されたりする形跡が確認されたと報告されています。

それだけでなく、現在在籍する生徒やかつて学んだ人たちを含む、13万人規模のプライバシーデータが外に漏れ出た疑いが持たれています。名前や住んでいる場所、連絡用のメール情報だけでなく、身分証明書の画像データなども含まれているもようで、大学当局は警察や関係省庁、保護委員会へ連絡を入れ、合同で原因や経緯の調査を進めているとのことです。

授業への影響と対応

教材の共有に使う教務系システムやメール機能など、学内のインフラが全般的に利用できない状態が続き、復旧のめどは立っていません。このため、同大では8日までの授業をすべて休講とし、9日以降に対面での講義を再開する方針で準備を進めています。

その反面、附属の病院施設や動物の診療施設で使われているネットワークには被害が及んでおらず、普段通りの診療体制が電子カルテの運用とともに維持されています。さらに、試験の応募手続きや入学にまつわる手続きの一部に関しては、締め切りを22日まで後ろ倒しする措置が講じられました。