治安維持ロボットの性能と開発背景

中国兵器工業集団の傘下企業が開発した人型ロボット「伏羲」は、不審者を感知して警棒を振るったり、暴動鎮圧用の盾で押し返したりする動きが可能です。開発関係者によると、武装警察隊員の動作データを収集して動きをまねており、危険度が高い状況下では遠隔操作も可能とされています。

習近平指導部は米国とのハイテク競争に打ち勝つため、人工知能やロボットなどの育成に注力しています。今回披露されたロボットについて、中国メディアはSF映画のターミネーターをほうふつとさせると紹介し、SNS上ではロボットの能力に対する驚きや恐怖の声が相次いでいます。

試験運用と今後の展望

開発関係者によると、現在は試験運用の段階にあります。将来的には武装警察と共に警備やパトロールをすることを想定しており、治安部門での活用に向けた開発が着実に進められています。詳しい性能は公開されていませんが、実用化に向けた動きが注目されています。

2026年8月に北京で開催された世界ロボット大会は、中国の高度なロボット工学の急速な進歩を示すイベントとなりました。専門家らは、人型ロボットは現時点では依然としてデモンストレーションや研究用が主であり、実生活での大規模な実用化にはまだ時間がかかると指摘しています。