侵入から2カ月気付かず、事前指摘も生かせず

GMOインターネットグループはサイバー攻撃を受けて以降初めてとなる記者会見を開催しました。これまで被害を確認したとしていた時期に加え、攻撃者に侵入されたのは2か月以上前の8月5日だったことが新たに明らかにされました。

グループ内からは2024年にセキュリティーの改善すべき課題が指摘されていましたが、熊谷正寿会長兼社長自身は問題が発覚するまで報告を受けていなかったと述べました。子会社からシステム問題を指摘された後も対応が遅れた実態が示されています。

補償の範囲と今後の検証に向けた課題

被害者への補償の範囲については、FXなどの直接的な損害は全額補償するとした一方、個人情報の流出に伴う二次被害に関しては議論していないとして明言を避けました。事前の指摘を生かせなかった原因についての具体的な検証はこれからとしています。

サイバーセキュリティー事業に注力し多くの専門人材を抱えていながら被害を防げなかったことについて、経営陣のリスク分析の不足や社内体制の遅れが指摘されています。信頼回復に向けた今後の詳しい検証と対策が求められる状況です。